月のうさぎよ、うさぎ 羽を身に付け舞い戻れ


師走も押し迫ったある夕暮れ時、空を見上げながら「今日のお月さまは上弦の月だね」「上弦とか下弦とか、お月さまのか呼び名の響きが好きだわ」などと話しながら散歩していました。

その頃は年賀状を出す時期で、令和4年の干支はうさぎということで、仕事でちょうどうさぎを描いていたこともあって、ふと月から落ちてきたうさぎと角と羽の付いた少女の朧げなストーリーが浮かび上がりました。このイラストで描かれたのは、春に向かう三日月。三日月に向かって祈りを捧げたり、願い事をするといった逸話もあるとか。

うさぎは、月から落ちてしまったのか逃げてきたのか。月に帰りたいのか、地球にいたいのか。何やら自信がなさげなうさぎさんに少女は何をつぶやいているのか…。

デジタルで描きました。

Galley IYN の企画展 「WINTER SALL 」ギャラリー「駆る満月」で展示していただいています。お近くにお寄りの際はお立ち寄りください。

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